投稿者: 紫 蘭 4年7月19日16時48分
一読者の方から次のような質問を受けました。他の皆さんも疑問に思っておられるこ
とだと思いますので、当道場でお答えさせていただきます。
「ファレノプシスの肥料のやり方についてお聞きしたいのですが、現在は液肥の容器
に1000倍液を1週間に1回と書いてあったのでそのとうりに与えているのですが、本に
よっては水は与えず乾いたら液肥を1500倍液を水遣り代わりに与えて、置き肥と併用
なら液肥は1週間に1回と書いてありました。どっちが正しいのでしょうか?」
大変難しい問題です。多分どちらでもよく出来ると思われるからです。もっと薄めて
2000倍にしても、あるいは4000倍にしても多分大丈夫です。新しいミズゴケに植え替
えていれば肥料なしでも大丈夫かもしれません。野生のものは樹の枝を伝わって流れ
てきた雨水に溶け込んだわずかな肥料分で育っています。
ファレノプシスは大変融通に富んだ植物で、濃すぎさえしなければそれなりに育って
くれます。
たっぷり肥料をもらった株では、葉は良く育って緑の濃い大型の株になりますが、花
は咲きにくくなります。肥料を十分もらわなかった株は、色が薄く根の良く発達した
株になり、花はつけやすくなりますが、輪数は少なくなるかもしれません。
ご質問にある1000倍は肥料会社の基準で多めの設定になっています。でも問題はない
と思います。1500倍を乾いたら(鉢底から流れ出るまで)水代わりにたっぷりというの
が標準だと思います。
ファレノプシスの肥料
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