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植え込み材料について

投稿日:

投稿者: 銀魚
こんにちは。いつもお世話になっております。
さっそく質問なんですが、Phal. や B. nodosa Enc.cochleata デンファレなどをミ
ズゴケ以外(バークや軽石など)で植え込むと具合が悪いのでしょうか。
水遣りの感覚が違ってくると思うのですが、そのポイントや注意点、
或いはやめた方がいいなどの欠点等ありましたらぜひアドヴァイスをお願いいたします。
ほとんどの蘭がミズゴケ植えなのは、やはり管理が楽だからなのでしょうか?
投稿者: 紫 蘭
No.115「バークと水苔の違いは?」もごらんください。
>こんにちは。いつもお世話になっております。
>さっそく質問なんですが、Phal. や B. nodosa Enc.cochleata デンファレなどをミ
>ズゴケ以外(バークや軽石など)で植え込むと具合が悪いのでしょうか。水遣りの感
>覚が違ってくると思うのですが、そのポイントや注意点、或いはやめた方がいいなど
>の欠点等ありましたらぜひアドヴァイスをお願いいたします。ほとんどの蘭がミズゴ
>ケ植えなのは、やはり管理が楽だからなのでしょうか?
決してそんなことありませんよ。最近はミズゴケ植えでないものも多くなってきてい
ます。
たしかにミズゴケは日常の管理は楽ですが、根が細くてよく張るものは、植え替えに
手間がかかると言う難点もあります。
バークや軽石は水もち(肥料のもち)が悪いので、それを補ってやるような管理(施肥潅
水回数を増やす)、固く詰めて鉢内の毛管を増やすなどの手当てが必要となります。
紫 蘭
投稿者: 銀魚
紫蘭さん、御回答有り難うございました。
植え込んでからもうすぐ二年目で、そろそろ黒ずんできた怪しげなミズゴケでもずん
ずん根を潜らせるランもあれば、植え替えたばかりの新しいミズゴケにもかかわらず
すぐに外に顔を出してしまうものもあります。
私の水遣りがいけないのか、ミズゴケを詰める硬さがいけないのかよくわからないのですが、
Phal. がすぐに外に根が出てしまいます。
本などで調べると大体そうなるとは書かれているのですが。ナゴランも
新しいミズゴケにもかかわらず(買ったばかりなので、プロの植え付け)強い意志を
持って、という感じで鉢の外に根を出します。(一度鉢の中に誘導したんですが、Uタ
ーンしてまた出てきました。(^-^;))
ではそんなに外に出たがる根をなぜミズゴケで植えるのだろうか。
温室がないので、冬の水遣りに神経使うし・・・傷んだミズゴケ
を取り除くのもあまり好きではないし。(不器用なので。)
というわけで、ミズゴケ以外の素材で植えてみようかと思い始めたのです。
かといって、へゴやコルク付けはあまりにも不安だし・・・
乾き易いとの事ですが、素焼き鉢にバークなんてもってのほかなんでしょうか?
(水遣りをそんなに頻繁にできないので。)
バークは、中まで乾いたかどうかわからないと思うのですが、水遣りのタイミングは
どうやって知るのですか?
軽石主体のコンポストは、プラ鉢や化粧鉢に植えると説明にあるのですが、プ
ラ鉢になんだか抵抗があって・・・・・・・・・・・・・・
結局、自分で経験しながら覚えていくしかないとは思うのですが、
無残に枯らしてしまうのだけは耐えられないのです。
やっぱりミズゴケで無難に過ごした方がいいのでしょうか?
投稿者: ken
>Phal. がすぐに外に根が出てしまいます。本などで調べると大体そうなるとは書かれて
いるのですが。ナゴランも新しいミズゴケにもかかわらず(買ったばかりなので、プ
ロの植え付け)強い意志を持って、という感じで鉢の外に根を出します。(一度鉢の
中に誘導したんですが、Uターンしてまた出てきました。(^-^;)
銀魚さんはじめまして。新入りのkenといいます。よろしくお願いします。
Phal.はほとんど栽培して無いのでよく分かりませんが、ナゴランはミズゴケでポリポ
ット植えで作っていますが、そのやり方だと根はポットの中で元気に伸びていますよ。
まあ、たまに外にはみ出すのもありますけど。
根が出てくるというのは、水が足りないもしくは、たまっている水が嫌いな(空中湿
度を好む)品種だということが考えられます。
>ではそんなに外に出たがる根をなぜミズゴケで植えるのだろうか
私はミズゴケに素焼きが一番管理が楽だと思います。
だからその組み合わせが一番多いのではないかと思います。
あまり答えになっていませんが・・・。
>素焼き鉢にバークなんてもってのほかなんでしょうか?
プラ鉢になんだか抵抗があって・・・・・・・
水の好きな品種ほどミズゴケ植えが良いと思います。
鉢はナゴランやファレはプラ鉢やポリポットの方が良いと思います。
素焼きにバークというのは持っての他という訳ではありませんが、私はあまりお勧め
しません。水遣りがすごく好きと言う方なら話は別ですが。
プラ鉢に抵抗があるのでしたらやはりベストなのは素焼きにミズゴケではないかと思
います。
やはり、枯らしてしまっては、蘭が可愛そうですから、枯らさない程度にコンポスト
、鉢の種類等変えて試してみて、自分に一番合った育て方を見つけるのが良いと思い
ますよ。
投稿者: 紫 蘭
銀魚さん kenさん こんにちは
着生ラン(ファレ、ナゴラン、フウラン、カトレヤ等等)を鉢で作るのは人間様の
都合で、着生ラン栽培で起きる問題点の多くは鉢に植えるところに原因があります。
根が鉢の外に出るのは、着生ランの根は鉢の中がいやだからで、それを我慢して鉢の
中に伸びてもらうには相当快適な環境にしてやらなければなりません。一番楽なのは
ヘゴなどに付けることですが、そのためには環境を高湿度に整えてやる必要がありま
す。
着生ランの根にとって好ましい鉢内の環境としては、適度な湿度、豊富な酸素と言っ
たことが考えられますが、実は私を含め多くの皆さんは、どうすれば鉢内に根を留め
ておけるのか、よくはわかっていないと思います。一番確実なのは、根が出たら植え
替えることです。
ミズゴケが古くなって根が鉢の外にでるのは、根が大きくなりすぎて物理的に鉢内に
留まれないと言うことの他に、ミズゴケが腐敗し乾燥し易くなったと言うことが考え
られます。
ミズゴケを一定の固さ(一定の吸水量になるように)に植えるのは大変難しく、同じよ
うに植えても乾きやすいもの乾きにくいものになってしまいます。乾燥の程度を知る
には、鉢の重さで知るのが手軽な方法です。灌水直後、よく乾燥した状態の鉢の重さ
を量っておいて、鉢が何グラムになったら水を遣るとか決めておけば、鉢内の状態は
周期的な変動を持った一定の状態に保てます。慣れてくれば手で持っただけで、水や
りの時期は判断できるようになります。
ミズゴケの水やり時期、植え込みの固さの判断は、水をかけた時、鉢の中の水が速や
かに流れ出る状態が一つの目安になります。いつまでもウオータースペースに水が溜
まっているようなら、それは鉢内は過湿の酸欠状態になっています。
素焼き鉢 + バ-ク orヤシガラなどでは水不足、肥料不足になりやすいので、灌水回
数を増やすか、水持ちを良くするため、固く固く植える必要があります。乾燥程度は
この場合も鉢の重さで知ることができます。着生ランの場合は空中湿度さえ維持され
れば枯れることはありません(チョット言い過ぎかな?)。
やはり管理としてはミズゴケ+素焼き鉢が一番らくにうまく育てられると思います。も
しうまくいかないようでしたら、固さ、植え込みの方法、水やり、管理の方法など 
どこかに問題があるものと思います。
紫 蘭
投稿者: 銀魚
紫蘭さん、こんにちは。御回答有り難うございました。
>
>着生ラン(ファレ、ナゴラン、フウラン、カトレヤ等等)を鉢で作るのは人間様の
>都合で、着生ラン栽培で起きる問題点の多くは鉢に植えるところに原因があります。
>
>根が鉢の外に出るのは、着生ランの根は鉢の中がいやだからで、それを我慢して鉢の
>中に伸びてもらうには相当快適な環境にしてやらなければなりません。一番楽なのは
>ヘゴなどに付けることですが、そのためには環境を高湿度に整えてやる必要がありま
>す。
やっぱりそうなんですね・・・・
>着生ランの根にとって好ましい鉢内の環境としては、適度な湿度、豊富な酸素と言っ
>たことが考えられますが、実は私を含め多くの皆さんは、どうすれば鉢内に根を留め
>ておけるのか、よくはわかっていないと思います。一番確実なのは、根が出たら植え
>替えることです。
>
>ミズゴケが古くなって根が鉢の外にでるのは、根が大きくなりすぎて物理的に鉢内に
>留まれないと言うことの他に、ミズゴケが腐敗し乾燥し易くなったと言うことが考え
>られます。
>
>ミズゴケを一定の固さ(一定の吸水量になるように)に植えるのは大変難しく、同じよ
>うに植えても乾きやすいもの乾きにくいものになってしまいます。乾燥の程度を知る
>には、鉢の重さで知るのが手軽な方法です。灌水直後、よく乾燥した状態の鉢の重さ
>を量っておいて、鉢が何グラムになったら水を遣るとか決めておけば、鉢内の状態は
>周期的な変動を持った一定の状態に保てます。慣れてくれば手で持っただけで、水や
>りの時期は判断できるようになります。
>
>ミズゴケの水やり時期、植え込みの固さの判断は、水をかけた時、鉢の中の水が速や
>かに流れ出る状態が一つの目安になります。いつまでもウオータースペースに水が溜
>まっているようなら、それは鉢内は過湿の酸欠状態になっています。
>
>素焼き鉢 + バ-ク orヤシガラなどでは水不足、肥料不足になりやすいので、灌水回
>数を増やすか、水持ちを良くするため、固く固く植える必要があります。乾燥程度は
>この場合も鉢の重さで知ることができます。着生ランの場合は空中湿度さえ維持され
>れば枯れることはありません(チョット言い過ぎかな?)。
空中湿度の維持が、実は結構難しいのが、一番大きな障害なのかもしれません。でな
ければ、とっととヘゴ付けにしてます。
>やはり管理としてはミズゴケ+素焼き鉢が一番らくにうまく育てられると思います。も
>しうまくいかないようでしたら、固さ、植え込みの方法、水やり、管理の方法など 
>どこかに問題があるものと思います。
ずぼら者にはやはりミズゴケ植えがいいようですが、植え付けって結構難しいものな
んですね。植え付けから、管理の仕方まで、すべてにおいてベストな状態ではないん
だと思います。胡蝶蘭について、たくさんのアドヴァイスが道場に寄せられているに
もかかわらず、くどくどと質問してしまい、紫蘭さんにはお手数をおかけいたしまし
た。
投稿者: 銀魚
kenさん。こんにちは。御回答ありがとうございました。
kenさんのところのナゴランが、プラ鉢にミズゴケですくすく伸びていると聞いて、少
し安心しました。
やはりいろいろな方の意見を聞いてみると、ずぼら者にはミズゴケが無難のようなので・・・・
あまりにもうちの蘭が、鉢の中を嫌っているみたいなので、ちょっとナーバスになってました。
と、言いつつ、ほかの素材にも興味が出てしまったので、少しずつ試していこうかと思っています。
いろいろ有り難うございました。

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