シンビジュームの状態が不安
シンビジュームの葉が黄色くなってきた
シンビジュームの管理で分からないことばかりなので相談させてください。
12月11日に8割ほど花が咲いた状態のシンビジウム(5株ありそうです)をいただきました。
住んでいるのはタワーマンションです。
あたためたほうがいいと思い、リビングの床暖房をきかせた床の上に置いていたら、一気に花が開きました。
はじめは液体肥料を一緒にもらって
いたので一本さしていました。
水をあげなくていい液体肥料だとかいてあったのでそのまま数日過ごしていましたが、葉が2枚ほど先端から
黄色くなってきたので心配になりいろいろインターネットで調べました。
12月の下旬頃に、液体肥料をやめて、表面が乾いてから水をあげ
るようにしました。
室内の温度と湿度をチェックして、床暖房を弱に下げ、つけたりつけなかったりにして、リビングのカーテン越しに日の
当たる場所に置いています。
平均すると13~23℃、30~50%くらいです。
その後も葉の変色は進みましたが、綺麗な花を楽しめていて、つぼみも順調に開いていました。
年末年始、みてあげられず、帰ってきたら2つの最後のつぼみが開かずに茶色くなって落ちてしまいました。
花も2つ茶色っぽくなっていて少し触れるととれてしまいました。
葉は4本ほどほぼ全部が茶色っぽくなりパリパリで折れるようにとれてしまいました。
残りの花もピンク色が濃くなってしおれたような花が増えてきたので、
また調べていたら、化粧石を取ったほうがいいとわかり、
1月8日にできるだけ取って、下から出てくるほど多めに水をあげました。
すると、今日11日にはもうすぐに表面が乾いています。
また水をあげていいものか、中では根腐れしているのか、状態が分からず、
どうしたらいいのか困っています。
根ぐされについて 回答1
先ずは、液肥を外して頂いたのは正解です。
ボトルをひっくり返して挿すタイプのものは、ラン類に対してよくありません。
色々な内容の記事がネット上に氾濫していますが、
10年以上シンビの生産もしていましたので信用していただければと思います。
見る限り、完全根ぐされまでは行っていないように感じます。
ただ、テーブルサイズに仕立ててあるようで鉢がコンパクトなので、
春には鉢を一回り大きく植え替えをしてやると良いと思います。
シンビの葉が落ちたなぜ? 回答2
・葉が枯れておちた件について
なぜ葉が落ちたのか
水不足とバックバルブの生命維持機能により、
新芽(子供株)と花に栄養や水分を送るために
古い株の葉が落ちたのだと思います。
蘭には乾く順番があります
バルブ(葉の生えている元になる部分)のある蘭の多くは、
与えた水が乾く順番があります。
1番最初に根が乾き、
次にバックバルブ(親バルブ)
最後にリードバルブという順に乾いていきます。
お問い合わせのシンビジュームの場合
画像を見た感じ、リードバルブが萎び始めています。
比較的温度があるお部屋なので乾きやすいのだと思います。
蘭が乾いたかどうかを見分ける簡単な確認方法。
化粧石を取ったことで根の状態が見やすいと思いますので
乾いたかな?と思ったら
ひとさし指を植え込み材に差し当てて乾いているようならタップリやってください。
蘭の水やりは乾かす。与えるをメリハリをつけてたっぷり水を与えてください。
ただし、受け皿に長時間水を張りっぱなしにするのは
根痛みの原因になりますので、ご注意ください。
シンビジュームの葉先が枯れてきた 回答3
・葉先の枯れについて
塩類障害の軽いものに見えます。
まだ心配するレベルではありません。
塩類障害は、おっしゃるように
根が濃い肥料分にさらされたときに起こります。
ボトル型肥料を与えるときにも起こりやすい現象です。
早い段階で外されたのは良い判断だったと思います。
詳しくは
蘭の肥料これはダメ参照
シンビの花が枯れてきた 回答4
・お花の枯れこみに付いて
見た感じでは、寿命です。
順番に寿命を向かえ痛んできていると感じます。
蘭は、多くの場合
シンビジュームは、低温下の玄関などでも2.3ヶ月咲きますが
湿度の低い温度ですと花が早く寿命を迎えます。
鉢がコンパクトなのも若干影響していると思いますが、
葉や株の状態を見る限り腐っているというところまでは行っていないように思います。
画像の花を見ると
既に花粉キャップの部分が変色してきていますので
そろそろお花は終わりかなぁというタイミングです。
物理的に花に触ったり、風が当たったりすることでも寿命が短くなります。
右の2本はもう切ってしまっても良いと思います。
花が終わると、新芽が動き始めますので
時期的にも来年のために良いタイミングだと思います。
シンビジューム水やりの方法
具体的で現実的な水のやり方
・水の量なのですが、
タップリって分りにくいですよね。
シンビジュームにめいっぱい水を吸わせる方法
蘭は他の植物と違い根に保水性を強く持っているのですが
水をたくさん吸うには、吸う間に水が根にくっついている必要があります。
具体的には
一度水を掛けて、根が少し湿ったところに
更に掛けてやると、根が水をたくさん吸うことができます。
生産現場では、シンビに十分水を蓄えさせるために
スプリンクラーで10分15分かけて水を掛け続けます。
じゃあ家庭では蘭の水やりはどうすれば?というと
細かい水流を長時間散水するのは、温室でもなければ現実的ではないので
※冬場であれば、冷たすぎない水を
バケツに張っておき、2、3分つけておく。
※夏場であれば、ベランダなどでホースなどでザバザバ掛ける。
植え込み材料によっても異なりますが、
今回の場合は、バークに植わっているようなので
上記のような感じでいいと思います。
きれいな風呂水などあれば
鉢ごと植え込み材の高さくらいまでバケツに沈めてください。
頂いた画像を見た様子ですと「かなり乾燥が激しいな」という感想です。
1,2週間に1回でいいので、天気のいい日に午前中タップリ根に水を吸わせてみてください。
温度しだいで変わる水やり
ちなみに、平均温度12から14度程度ということでしたのでこのような水やりをおすすめしましたが
最低気温が、5度とかそれ以下などになるようであれば
新芽が出るまでは(花を切って多分1ヶ月強くらいで出始めます)
コップいっぱい程度の水でもOKです。
それから鉢が2層になっていなければ、
バケツではなく2,30分くらい受け皿に水を張る。
その後水を捨てるというのでもOKです。
水を皿に張りっぱなしにすると、この季節完全に根が腐ります。
乾くのにかかる時間
これを植え込み材に指を差して乾いていたら行うというのがよいと思います。
寒い期間や、新芽が成長していない時期は乾くのに時間がかかり、
1週間に1,2回とか1ヶ月に数回とかになると思います。
新芽が成長しているときや夏などは乾くのが早くなり、
毎日のように水をやることになります。
シンビジュームの花はどこで切れば良いですか?
・花の茎はちょうど指差したところに、節がありますよね
その節の少し上2cm程度くらいで切ってください。
節の上で切ることで、バクテリアなどの侵入が若干でも入りにくくなります。
先端に残った花をお楽しみになるようでしたら、
一度株から切り離した後、
バケツに水を張り、その中に入れて水の中で不要なところを切ってください。
空気中で切ると、水が通る管に空気が入ってしまい水の吸い上げが悪くなります。
これは、バラやカーネーションでも同じですね。
まとめ
・心配されるほど悪い状態ではない
・水は、メリハリをもって与える。
・枯れた花は、株下から5-10cmくらいのところで切る
・春になったら、一回り大きな鉢に植え替える
といったところです。