投稿者: 小谷
質問の山ですが、よろしくお願いいたします。
1.昨日、ALIFLORという、人工クレーボールにうえてあったシンビジウムの
鉢をぬいてみると、用土は完全に乾燥しているのに、根はまだぬれていることに気が
つきました。なぜかがわかりません。理由が推測できる方ございましたら、ご意見お
聞かせ願えませんでしょうか?
2.台湾やタイランドから輸入直後の蘭を根が裸のままで、入手したばあい、オリジ
ナルの根は完全に死んでしまいます。Vandaのように、裸の根のままで、つって
おくようなものは、植え替えもなにもないので、痛んでいない白い根がひからびて、
ちゃいろになってしまうわけがわかりません。というのも、鉢にうえていないので、
ぜったいに水のやりすぎがおこりえないとおもうからです。かとれや、胡蝶蘭、でん
どろ、しんびじうむ(台湾系カンラン)も、鉢にうえてから、直後に、葉をかなりお
とします。そして、元からついていたねは、ほとんど、茶色になって、つまりは、入
手後、のびてきて新しい根のみで、時間をかけて回復します。そこで質問ですが、外
国から蘭を輸入して育てた方ございましたら、オリジナルの根をくさらさないで、ス
ムーズに自分の環境にならせる方法を教えていただけませんでしょうか?
3.上の質問に関連しているのですが、蘭というのは、植え替えとか、環境がかわる
と、成長がとまるのでしょうか?それで、現在ある根が完全にかれて、新しい根にバ
トンタッチなどということがありえますか?
4.VANDAや胡蝶蘭は、根がおれてもOKだけど、かとれやは根がおれたら、そ
の根は死ぬって本当ですか?なぜでしょう?では、でんどろや、しんびの根もおれた
らしぬのでしょうか???
5.蘭の根は先の緑色のチップから主に水を吸収するのでしょうか?それとも、根の
全体から水を吸収しますか?
おしえてください。
投稿者: RUIN
>鉢をぬいてみると、用土は完全に乾燥しているのに、根はまだぬれていることに気が
>つきました。なぜかがわかりません。理由が推測できる方ございましたら、ご意見お
若干水分がまだ培地中に含まれていたか、あるいはランの根にはベラーメン層が
あり、それがスポンジの役目を持っていて、水分を保持していたからではないか
とも。可也水を切っても、根は水分は保持しているものです。
>国から蘭を輸入して育てた方ございましたら、オリジナルの根をくさらさないで、ス
>ムーズに自分の環境にならせる方法を教えていただけませんでしょうか?
ベアルート株は、輸送中の障害を防ぐために水分を切ります。よって根もだいぶ
ダメージを受けていると思います。過度の潅水を避け、空中湿度の高いところで
ゆっくり養生させてやることである程度は根の傷みは抑えられるとは思いますが、
完全ではないでしょう。
>3.上の質問に関連しているのですが、蘭というのは、植え替えとか、環境がかわる
>と、成長がとまるのでしょうか?それで、現在ある根が完全にかれて、新しい根にバ
その後の管理次第でしょうね。上手くやるとストップさせずにいけますが、まず
いと株ごと枯れます。
>の根は死ぬって本当ですか?なぜでしょう?では、でんどろや、しんびの根もおれた
>らしぬのでしょうか???
地生蘭はその傾向が大きいようですね。Paphiopedilumではよく聞きますね。
投稿者: 小谷
先日、あるPHILLIPINE人のおばあさんと知り合いました。この人は、蘭を
やく3年くらいやっているひとですが、なんと、プラスチックのはち(それも、ポリ
バケツのような、直径が30cmくらいはある鉢)に、そこに、水はけをよくするも
のなどもいれず、普通の鉢植えようの、POTTING SOIL(PEAT MO
SS,Perlite,保湿剤、肥料、腐葉土などのMIX)で植えています。
それで、毎朝、水をあげているとのことです。もちろん、用土はいつもぬれており、真っ
黒で、つまりは、泥のようなものです。しかし、蘭はすくすくとそだっていて、かな
り株をわいてふやしています。蘭は、屋外(木陰と建物の外壁の直射日光をさけたとこ
ろ)においてあり、雨よけはしておりません。
話は変わりますが、土佐カンランの名人で、ひとよりも、頻繁に水、肥料をやり、か
つ、すばらしい蘭を作る人がいると聞きます。そのランの根はしろく、株も大きいと
のことです。
近所に胡蝶蘭、おんし、でんどろ、しんび、などを育てている、蘭商がいて、そのひ
とのグリーンハウスをよく訪ねていますが、その人は、蘭はごく素人です。(ごじぶ
んでもいっております。)そのかたは、ぷらすちっくのはちに、ばーくとミズゴケを
まぜたもので胡蝶蘭などをそだてていますが、水は、2-3日に1度はやっています
。肥料は、OSMOCOTEという固形肥料を山ほどと、液肥を頻繁にあげています。
台湾などからのおんしじうむは、花茎があがったものが輸入されますが、鉢にうえ
ると、即、肥料をどんどんあたえるそうです。そうすると、もちろん、肥料あたりを
するものもありますが、ほとんどは、早く花をさかしてくれるといっております。
胡蝶蘭は半分くらいは、真っ赤になっております(多分、バクテリアのせい。だけど、
水のやりすぎで、ねぐさりをおこしているので、マグネシウムなどのミネラル不足のせ
いかな?とおもったりしていますが、、、わかりません。)
しかし、半分くらいは、すごくおおきくって、葉もぴんとたっていて、根は鉢のそとに
蛸足のようにどんどんでているものがおおく、鉢のなかのものは、Originalの根は
完全に腐っていますが、新しい根はまあまあしろくって鉢の外側をくるくる回って
その後、鉢底から出る場合がおおい。(鉢の真ん中はぬれすぎのせいでしょうが、
根がいかない。)
この人は、もともと蘭でなくって、室内用の観葉植物をそだてていたので、花よりも、
葉を重視していると言っております。つまり、このひとの蘭でいきのこっているもの
は、水と肥料を好むように、慣らされているという感じです。
こういう名人の真似をすると、わたしの蘭はたぶん、1日でかれるとおもいますが、
一応、まねをして、今、POTTING SOILに蘭をうえています。今3日目く
らいで、水をかけていないので、結果はわかりませんが。。。 しかし、もんだい
は、ひかり、水、肥料、温度、湿度などのBALANCEだとおもいます。
今までの、渇き気味にして、肥料も控え気味にする保守的なほうほうでなくって、水
も肥料もどんどんやっても、かれたり、病気にかからない蘭の育て方があれば、その
方法をおしえていただきたいのですが、ご意見、ご感想、体験談などございましたら
、お聞かせください。
投稿者: 紫 蘭
小谷さん回答が遅れて申し訳ありません。また、かなり難しい質問でもあり私自身も
良くわかっていないことも多々あります。したがって、自分なりに理解できていると
思う部分のみの回答になります。
>3.上の質問に関連しているのですが、蘭というのは、植え替えとか、環境がかわる
>と、成長がとまるのでしょうか?それで、現在ある根が完全にかれて、新しい根にバ
>トンタッチなどということがありえますか?
ランの根には地中根と空中根がありこれらは生理的にことなった特性をもっています
。大きな違いの一つは酸素要求量(酸欠に耐える力)で、空中根を鉢中に入れてもあま
り役にはたたないようです。新しい環境に合った新しい根が動き始めると生育が回復
します。
>4.VANDAや胡蝶蘭は、根がおれてもOKだけど、かとれやは根がおれたら、そ
>の根は死ぬって本当ですか?なぜでしょう?では、でんどろや、しんびの根もおれた
>らしぬのでしょうか???
ファレは養分の移動を行っている中心部分が健全であれば根として機能するようです
ね。他のランについては? カトレヤは複茎性種ファレは単茎種ですので、根の寿命の
違いがあるのかも知れませんね。
>5.蘭の根は先の緑色のチップから主に水を吸収するのでしょうか?それとも、根の
>全体から水を吸収しますか?
先端だけでなく、上からも吸収します。
>おしえてください。
>先日、あるPHILLIPINE人のおばあさんと知り合いました。この人は、蘭を
ーーーーーーー
>り株をわいてふやしています。蘭は、屋外(木陰と建物の外壁の直射日光をさけたとこ
>ろ)においてあり、雨よけはしておりません。
地生ランならまったく問題ありませんが。また通気性があれば必ずしも水持ちの良い
土でも駄目というわけではありません。私はシランはホームセンターで売っている最
も易いプランター用の土で植え、毎日タップリ自動潅水しています。
>近所に胡蝶蘭、おんし、でんどろ、しんび、などを育てている、蘭商がいて、そのひ
ーーーーーーーー
>出る場合がおおい。(鉢の真ん中はぬれすぎのせいでしょうが、根がいかない。)こ
>の人は、もともと蘭でなくって、室内用の観葉植物をそだてていたので、花よりも、
>葉を重視していると言っております。つまり、このひとの蘭でいきのこっているもの
>は、水と肥料を好むように、慣らされているという感じです。
こうゆう栽培方法は歩留まりが悪く商売にはならないと言うことです。また品質が悪
くなります。水と肥料は押さえ気味にした方が、良品質になります。
根についてはh.wakiさんの別ツリーも参照ください。もう少し詳しくランの生理のことを
お知りになりたければ「蘭の生物学」誠文堂新光社を読んでみてください。残念なが
ら絶版ですので、どなたかに借りるか図書館で探すしかありません。
洋蘭 疑問
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