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洋蘭 交配・品種名についての基本的かつビミョーな疑問

投稿日:

投稿者: うるめいはし
こんにちは。
交配(登録?)についての素朴な疑問について何点か教えていただけないでしょうか

○新しく品種をRHSに登録する際、母親と父親の品種を明記することになると思うので
すが、
 母と父の品種が入れ替わった場合も同じ品種になるのでしょうか?
 (A×B=C   であれば、
  B×B=C   も成り立つか。)
○交配するとき通常メリクロンの株を使うことはないと思うのですが(あったらすみ
ません)、
 メリクロンの株を親株とした場合、子供に影響は出るのでしょうか?
 経験上と、理論上についてどうなのでしょうか?
○仮にメリクロン株でセルフ交配した場合、例えば
 C.trianaei'Mooreana'(MC)×self
 とかになるんでしょうか?
なんかきっと初歩的で、しかもあまり役に立たないような質問でゴメンナサイ。
(特に最後の質問は、しょーもないような...。ぐぶぉはっ。)
よろしくお願いいたします。
投稿者: 紫
うるめいはしさん こんにちは
>○新しく品種をRHSに登録する際、母親と父親の品種を明記することになると思うので
>すが、
> 母と父の品種が入れ替わった場合も同じ品種になるのでしょうか?
> (A×B=C   であれば、
>  B×B=C   も成り立つか。)
BXA=Cの間違いでしょうか。BXBはBですが。父母が逆の場合(逆交配)は交配名としては
同じになります、したがってAXB=CならBXA=Cです。
>○交配するとき通常メリクロンの株を使うことはないと思うのですが(あったらすみ
>ません)、
> メリクロンの株を親株とした場合、子供に影響は出るのでしょうか?
> 経験上と、理論上についてどうなのでしょうか?
>
培養変異があったのなら(理論上)当然クロン株の交配の結果は違ってきます。両方比
べた方がおられるかは、疑問ですが。実用上はクロン株を使った方が良いと思われま
す。次世代がクロン増殖しやすくなることが期待できるからです。
>○仮にメリクロン株でセルフ交配した場合、例えば
> C.trianaei'Mooreana'(MC)×self
> とかになるんでしょうか?
RHSは新交配の登録ですので、この場合は登録の対象になりません。もし良い個体が出
来て、登録したいのであれば種苗登録(植物特許)ということになります。
投稿者: うるめいはし 2年8月7日21時57分
リンク: なし
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(記事番号#962へのコメント)
 紫蘭さん、早速のご回答ありがとうございました。
 なんとなく疑問に思っていることは多いんですが、
蘭屋さんとかいくと、栽培についての質問はしても
なかなかこういうことって聞くタイミングが...。
>BXA=Cの間違いでしょうか。BXBはBですが。父母が逆の場合(逆交配)は交配名としては
>同じになります、したがってAXB=CならBXA=Cです。
 逆交配については、式を打ち間違えてしまいました。
余計な手間を増やしてしまいましてすみませんでした。
 一回の交配の兄弟同士でも結構個体差はあると思うので、
当然逆交配の場合も多様な子供ができるんでしょうが、
交配名が変わらないということは、父・母株を
逆にしても、ここは母株のみから遺伝する、ここは父親から
遺伝する...といったものは、比較的少ないということなのでしょうか?
>培養変異があったのなら(理論上)当然クロン株の交配の結果は違ってきます。両方比
>べた方がおられるかは、疑問ですが。実用上はクロン株を使った方が良いと思われま
>す。次世代がクロン増殖しやすくなることが期待できるからです。
 ちょっと、予想外でした。思い込みで、通常メリクロン株(専門的には
いろいろな増殖法があるから「クロン株」と言うべき、ということに
なるのでしょうか?)では、(特に専門業者さんは)交配をしないものかと
思っていました。
 といいますのも、蘭屋さんのカタログを見ていると各業者さんごとに、親株数種類
を入れ替えて交配したものをその業者さん独自の交配として売り出しているケースが
多いように思えたからです。なぜかな、と思ったんですが、多分各業者さんが所有
している、クロン増殖でないオリジナル株のなかで交配が行われている
からだと勝手に想像していました。
 理解できる自信はないんですが、「クロン株を使ったほうが次世代がクロン増殖
しやすい」とはなぜなんでしょうか?ウィルスの濃度(?)が薄まるから、
とかではなく、何かそういった特性があるんでしょうか?
>RHSは新交配の登録ですので、この場合は登録の対象になりません。もし良い個体が出
>来て、登録したいのであれば種苗登録(植物特許)ということになります。
 この部分は、クロン株では交配が通常はなされない、ということを前提にして
書いてしまいましたので、おかしな質問になってしまいました。
 それから、優秀な個体は個体名がついていますが、あれは通り名なのでしょうか?
迷惑がかかるようなことさえなければ、自分で勝手につけてよいものなのでしょうか

ご回答に対してのお礼を書き込もうと思っていたら、ついついまた質問を
して(しかも増殖させて)しまいた(==;)。むぅっ。
投稿者: 名無しさん
個体名は、基本的には自分で好きな名前がつけられます。
例外としては、登録商標のような特許で守られている言葉が使えないこと。
「ラブリー」とか普通の言葉でも、登録してある言葉は有罪になります。
「プリンセス~」や「プリンス~」も、宮内庁からクレームが出ました。
「セーラームーン」なども、著作権か商標違反でクレームがあったようです。
それと、過去に入賞歴のある個体名は同一品種には使えません。
文章からすると、カトレア原種が好きなようですね。
トリアネの交配親がオリジナル中心なのは本当です。
ただし、クロン株が親としてダメな訳ではありません。
単純にトリアネ等原種には、クロン株の存在が少ないからでしょう。
最近でこそ増えてきましたが、数種しかクロン株が採れていません。
株さえあれば、良い花ならばクロン株もオリジナル株も親として使います。
原種のクロン株が繁殖旺盛になるのは良く知られている事実です。
ウィルスフリーになるからという説もあります。
年老いた株が、メリクロンにより若返るからという説もあり。
確かなことはわかりませんが、丈夫になるのは確かです。
原種は種苗登録が難しいので、良い個体が出たら自分で大事にしましょう。
一度外に出すと、メリクロンがたくさん出て安いものになってしまいます。
カトレア原種に関しては、希少価値が大切と思ってる人が多いですから。
普及したら、どんなに良い花でも馬鹿にされてしまう傾向があります。
失礼な文章で申し訳ありません。
投稿者: うるめいはし
ご丁寧なご回答ありがとうございました。
お察しのとおり、カトレアが原種・交配に関わらず一番好きです。
本当は、いろいろな種類の蘭を栽培したいんですが、
栽培環境上、種類を絞って栽培したほうがよいだろうと思い、
一部を除き、カトレアに集中しています。
今の環境では難しいですが、将来こっそりと自分が交配した品種を
登録させてみたいという夢を抱いて質問させていただきました。
気に入ったものを探すと非常に高価になってしまうオリジナル株でなく
メリクロンの株でも交配が普通に行われるとのことなので、
当面は現在所有している株を親株として耐えうるような丈夫な株に
していきたいと思います。
投稿者: 紫 蘭
うるめいはしさん 名なしさん おはようございます。
逆交配については2ぺーじにあるくまのすけさんのツリーご覧下さい。
私はファレを念頭に話をしていましたが、カトレヤでは状況はちがうようですね。フ
ァレでは培養以外にクロンの増殖手段が(実用上)ないこと、大量増殖苗の必要性が高
いことがカトレヤとの大きな違いです。
培養クロン株を交配に使った方が良い理由は、培養で大量増殖された実績のある株の
子供は、また培養で増えやすいことが期待できると言うことです。培養で増やせると
いう性質も遺伝的なものだと言うことです。
個体名については名無しさんのコメントご覧下さい。
紫 蘭
投稿者: うるめいはし
知識不足から、いまいち的を得ない質問にご回答いただきありがとうございました。
また、過去ログの確認不足申し訳ございませんでした。
(やはり、交配の結果については謎なところが多いようですね。あまり詳しくは知ら
ないんですが、蘭に比べるとグッピーとかの交配のほうが結果が分かりやすいようで
すね。結果がわかりにくい蘭の方が自分にとってはミステリアスで、興味深いのです
が...)
>私はファレを念頭に話をしていましたが、カトレヤでは状況はちがうようですね。フ
>ァレでは培養以外にクロンの増殖手段が(実用上)ないこと、大量増殖苗の必要性が高
>いことがカトレヤとの大きな違いです。
パフィオのようにクロン株のできないものは別として、交配についてカトレアもファ
レノも同じようなものと漠然と思っていました。ご回答しづらいような質問を書いて
しまいましたが、結果として質問すら思いつかなかった事を教えて頂け幸せに思いま
す。
また、わかりにくい質問でご迷惑をおかけしてしまうかもしれませんがなにか引っか
かることがありましたらよろしくお願いいたします。
投稿者: 紫
うるめいはしさん おはようございます。
さらなるご理解のためにもう少しコメントいたします。
ランとグッピーの基本的な違いは、
結果が分かるまでに多くの年数がかかること、交配種は4倍体が多く結果の解釈が難し
いこと、栄養繁殖が可能であり一個体でも良いものが得られれば品種が成立するなど
と思われます。
ということで、研究に取り組む人はほとんどなく、ランの遺伝についてはあまり分か
っていません。私は、シランの育種をしていますが、ペタルの黄色は劣勢、赤は優勢
で、リップではぺたるの遺伝様式と違うことなどが分かってきました。下記参照下さ
い。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~i5825/Bletillas.jpg
紫 蘭
投稿者: うるめいはし
自分が生物学を学んだのは、高校1年生で最後です(T_T)。
最近、あぁ昔から蘭が好きだったら、生物を学ぼうと思っていたかもなぁ。
と思います。そういう意味で紫蘭さんを大変羨ましく思いますし、尊敬いたします(
失礼な言い方でしたらすみません)
ただ、今回教えて頂いたことでますます蘭の交配に興味が増しました。
専門の方でも、まだわかっていることが少ないこと、以前の記事にありましたように
比較的簡単な道具で交配が可能なことなど、素人の自分にも開けることができる宝箱
を目の前にした気分です(中に何があるかわかりませんが...)。
ただ、専門的に理論を構築することが難しい分野であっても、基礎がないと話になら
ないでしょうし、なにより基礎を学ぶことにより交配する楽しみを増すことになるか
と思います。
とりあえずひじょーうに簡単な参考書でも読んでみようかと思います。
また分からないこと、ちょっと微妙な疑問があったらお邪魔したいと思いますので
よろしくお願いいたします。

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